鳥取県の名峰・大山に鎮座する大神山神社は、古くから山岳信仰の修験場として栄え、
「大いなる神の山」という意味を持つ古社です。
麓にある「本社」と、標高約900mの山腹にある「奥宮」の二社から成り立っています。
特に奥宮へと続く参道は、自然石を敷き詰めた石畳としては
日本一の長さ(約700m)を誇り、荘厳な雰囲気に包まれています。
道の両脇には樹齢数百年を超える巨大な杉並木が立ち並び、
歩くだけで深い静寂と自然のパワーを感じることができます。
国の重要文化財に指定されている奥宮の社殿は、
日本最大級の権現造りでありその壮大な建築美は圧巻です。
内部には「白檀塗り」と呼ばれる美しい漆塗りの装飾や、
見事な天井画が施されており、当時の栄華を今に伝えています。
新緑や紅葉、雪景色と四季折々の美しさがあり、
現在は強力なパワースポットとしても人気を集めています。
- 出雲國神仏霊場9番
- 大山の中腹に鎮座する奥宮の社殿は、権現造り(本殿・幣殿・拝殿を接続した様式)としては日本最大級の規模を誇り、国の重要文化財に指定されている
- 奥宮へと続く参道は、自然石を敷き詰めた長さが約700メートルあり日本一長い
- 奥宮の幣殿内部は、柱などに日本最大級の規模で白檀塗り(びゃくだんぬり)が施されており、鮮やかな彩色壁画や彫刻で囲まれている
- 冬期に積雪で奥宮への参拝が困難になるため、麓に「冬宮」として本社が設けられ、現在では大山の山腹の奥宮と麓の本社の二社で一つの神社を構成している
- 古代より霊峰大山(だいせん)をご神体として祀り、かつては神仏習合の大山寺の中心施設であった
- 農耕、畜産、病気平癒、開運招福、縁結びの御利益がある
基本データ
| 名称 | 大神山神社(おおがみやま じんじゃ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | – |
| 社格 | 式内社(小)、伯耆国二宮、旧国幣小社、別表神社 |
| 御祭神 | 【本社】大穴牟遅神(おおあなむぢ) 【奥宮】大己貴命(おおなむち) ※どちらも大国主神の別名 |
| 創建 | 平安時代後期 |
| 例祭 | 【本社】10月9日 【奥宮】9月24日 |
| 系列 | – |
施設情報
| 住所 | (本社)鳥取県米子市尾高1025 (奥宮)鳥取県西伯郡大山町大山 |
|---|---|
| TEL | 0859-52-2507 |
| 駐車場 | 本社・奥宮ともに無料駐車場あり |
| 最寄り駅 | (本社)JR山陰本線/伯備線「伯耆大山」駅 タクシーで10分 or 徒歩40分 (奥宮) JR山陰本線/伯備線「伯耆大山」駅 タクシーで25分 |
| 公式サイト | https://www.oogamiyama.or.jp/ |
地図
【本社】
【奥宮】
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