承天寺は、福岡市博多区博多駅前に伽藍を構える臨済宗東福寺派の寺院で、
仁治3年(1242年)、大宰少弐・武藤資頼が円爾弁円(後の聖一国師)を招聘し、
宋出身の貿易商・謝国明の援助を得て創建されました。
開山の円爾は宋で禅と密教を学んで帰国した名僧で、後に京都・東福寺を開き、
没後に「聖一国師」の称号を日本で初めて授けられました。
円爾が宋から「水磨(すいま)」と呼ばれる水車式製粉技術を持ち帰ったことから、
当寺は「うどん・そば発祥之地」「饅頭発祥之地」とされ、
さらに仁治2年(1241年)の博多疫病流行の際に円爾が施餓鬼棚に乗って祈祷したことが
「博多祇園山笠」の起源とも伝えられています。
「うどん・そば・饅頭・羊羹・博多織」など、博多の食と文化の発祥に深く関わる寺として
歴史的価値が極めて高く、博多旧市街の文化的中心の一つとなっています。
通常は非公開ですが、博多旧市街ライトアップウォークなどの特別公開で
枯山水庭園「洗濤庭」を見学することができます。
- 仁治3年(1242年)創建、臨済宗東福寺派の古刹
- 山号は萬松山、開山は聖一国師・円爾弁円
- 貿易商・謝国明と武藤資頼の支援で建立
- 「うどん・そば発祥之地」「饅頭発祥之地」の石碑が境内に立つ
- 「博多祇園山笠発祥之地」としても知られる
- 玄界灘と中国大陸を表現した枯山水庭園「洗濤庭」が見もの
- 2014年完成の博多千年門が承天寺通りの入口となっている
- 通常は非公開の観光寺院ではない(門前見学は可)
- 博多旧市街ライトアップウォーク時に特別公開される
基本データ
| 名称 | 萬松山 承天寺(ばんしょうざん じょうてんじ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | – |
| 正式名称 | 萬松山 承天寺(ばんしょうざん じょうてんじ) |
| 山号 | 萬松山(ばんしょうざん) |
| 院号 | – |
| 宗派 | 臨済宗 東福寺派 |
| 寺格 | – |
| 創建 | 仁治3年(1242年) |
| 本尊 | 釋迦三尊像 |
| 開山 | 聖一国師円爾辨円 |
| 開基 | 謝国明・武藤資頼 |
施設情報
| 住所 | 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目29−9 |
|---|---|
| TEL | 092-431-3570 |
| 駐車場 | なし ※近隣のコインパーキング等をご利用ください。 |
| 最寄り駅 | ・地下鉄空港線「祇園」駅 徒歩3分 ・各線「博多」駅 徒歩10分 |
| 公式サイト | https://yokanavi.com/spots/26915 (福岡市観光情報サイト YOKAnavi) |
| 見どころ | ・博多千年門(2014年完成の四脚門、博多旧市街の玄関口) ・うどん・そば発祥之地、饅頭発祥之地の石碑 ・博多祇園山笠発祥之地の石碑 ・枯山水庭園「洗濤庭」(玄界灘と中国大陸を表現/要事前予約) ・聖一国師像と開山堂 ・博多旧市街ライトアップウォークでの特別公開 |
地図
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