島根県松江市の国宝・松江城山内に鎮座する城山稲荷神社は、
松江藩初代藩主・松平直政公が寛永15年(1638年)に、
信州からお迎えした藩の守護神です。
直政公の夢枕に「稲荷真左衛門」と名乗る美少年が現れ、城内と江戸屋敷を
火災から守ることを約束したという不思議な創建伝説が残っています。
かつて松江に住んだ文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が
こよなく愛した場所としても知られ、
彼は通勤途中に毎日欠かさず参拝していたといいます。
境内には、八雲を魅了した大小さまざまな石狐が所狭しと並び、
静謐な森の中に赤い鳥居が連なる光景は、
どこか異界に迷い込んだような神秘的な雰囲気を漂わせています。
10年に一度行われる日本三大船神事「ホーランエンヤ」の起点でもあり、
松江の歴史と信仰、そして怪談の世界が交差する名社です。
- かつては2,000体以上あったと言われる石狐が、今も境内のいたるところにある
- 八雲がお気に入りだった一対の狐は、現在は大切に社殿脇に安置されている
- 数多くの石狐の中に、一際珍しい「玉を抱えた狐」が隠れていて、これを見つけ出すことができると願いが叶うといわれる
- 藩主の夢に現れた少年が「火難から守る」と告げた逸話から、現在も火伏せ(防火)の神として信仰され、松江の多くの家庭にはこの神社の御札が貼られている
- 12年に一度(開催年は10年ごと)行われる壮大な水上祭「ホーランエンヤ」の出発・到着点になっている
- 江戸時代の松江が誇る彫刻の名工、小林如泥(こばやしじょでい)が制作した貴重な木造の狐を所蔵している
基本データ
| 名称 | 城山稲荷神社(じょうざんいなり じんじゃ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | – |
| 社格 | 県社 |
| 御祭神 | 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ) |
| 創建 | 慶長16年(1611年) |
| 例祭 | 4月10日 |
| 系列 | 稲荷社 |
施設情報
| 住所 | 〒690-0887 島根県松江市殿町477 |
|---|---|
| TEL | 0852-21-1389 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(若干) ※台数が少ないため、近隣市営駐車場等をご利用ください。 |
| 最寄り駅 | JR山陰本線「松江」駅 徒歩35分 |
| 公式サイト | https://www.kankou-shimane.com/destination/75800 (しまね観光ナビ) |
| 見どころ | 鳥居、拝殿、本殿、石狐、玉を抱えた狐 |
地図
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