三角寺は、愛媛県四国中央市金田町三角寺甲に所在する高野山真言宗の寺院で、
四国八十八ヶ所霊場の第65番札所、伊予国(愛媛県)で最後の札所となります。
寺伝によれば、天平年間(730~749年)に聖武天皇の勅願により
行基菩薩が弥勒浄土を模して開創したと伝わり、弘仁6年(815年)には弘法大師空海が訪れ、
本尊の十一面観世音菩薩像と不動明王像を刻んで安置。
三角形の護摩壇を築き、21日間にわたり国家安泰と万民福祉を祈願する
「降伏護摩の秘法」を修したとされます。
この三角の護摩壇跡が、現在も庫裡と薬師堂の間に残る「三角の池」の中の島として現存し、
これが「三角寺」の寺名の由来となっています。
嵯峨天皇の信仰を受け七堂伽藍を備えて栄えましたが、
天正年間(1573~92年)の長宗我部軍の兵火により多くの堂宇を焼失。
現在の本堂は嘉永2年(1849年)に再建され、昭和46年(1971年)に修復されたものです。
標高約330mの山中にあり、約300本の桜の名所としても知られ、
「これでこそ 登りかひあり 山ざくら」と俳人・小林一茶も詠んだ伊予屈指の桜の名所です。
- 四国八十八ヶ所霊場 第65番札所(伊予国・菩提の道場の打ち止め)
- 高野山真言宗の寺院で、天平年間(730~749年)に行基が開創した古刹
- 弘法大師空海が「降伏護摩の秘法」を修した三角護摩壇跡が寺名の由来
- 本尊の十一面観世音菩薩像は愛媛県指定文化財(秘仏)
- 子安観音・厄除観音として古くから信仰を集める
- 標高約330mの山上にあり、急坂の石段(72段)を登った先に伽藍が広がる
- 境内には小林一茶が「これでこそ 登りかひあり 山ざくら」と詠んだ桜の名所
- 愛媛県(伊予)最後の札所で、次の第66番雲辺寺(徳島県)への遍路の難所
基本データ
| 名称 | 由霊山 三角寺(ゆれいざん さんかくじ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | – |
| 正式名称 | 由霊山 三角寺 慈尊院 (ゆれいざん さんかくじ じそんいん) |
| 山号 | 由霊山(ゆれいざん) |
| 院号 | 慈尊院(じそんいん) |
| 宗派 | 高野山真言宗 |
| 寺格 | – |
| 創建 | 天平年間(730年~749年) |
| 本尊 | 十一面観世音菩薩 |
| 開山 | 行基菩薩(ぎょうきぼさつ) |
| 開基 | 聖武天皇(勅願) |
施設情報
| 住所 | 〒799-0124 愛媛県四国中央市金田町三角寺甲75 |
|---|---|
| TEL | 0896-56-3065 |
| 駐車場 | 民間有料駐車場あり(普通車40台/200円) |
| 最寄り駅 | JR予讃線「伊予三島」駅 タクシーで20分 |
| 公式サイト | https://88shikokuhenro.jp/65sankakuji/ (四国八十八ヶ所霊場会サイト) |
| 見どころ | ・山門の急な石段(72段)と山門の梵鐘 ・本堂(嘉永2年再建)と本尊十一面観世音菩薩 ・「三角の池」と中島の弁財天(寺名の由来となった護摩壇跡) ・約300本の桜(春の名所・小林一茶句碑) ・標高330mの山上から望む眺望 |
地図
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