大阪市中央区の御霊神社は、800年代後半に、かつての大阪湾の入り江にあった
「圓神祠(つぶらしんし)」として創建されたのが始まりとされています。
その後、豊臣秀吉による大阪城下町の整備が進む中で、
文禄3年(1594年)に因幡国鹿野藩主の亀井茲矩が自邸の一部を寄進したことで、
現在の船場へと遷座しました。
江戸時代には商業の中心地となった船場の守り神として、
商売繁盛や家内安全を願う人々から厚い信仰を集めました。
その歴史の中で、境内には明治時代に「御霊文楽座」が開設され、
文楽の黄金期を支えるなど、文化面でも重要な役割を果たしました。
度重なる火災や戦災で社殿は焼失と再建を繰り返しましたが、
現在も「船場のごりょうさん」として親しまれ、
オフィス街のオアシスとして多くの人々に愛されています。
- 江戸時代、商業の中心地である船場の守り神として、商人たちから厚く信仰されてきた
- 文楽愛好家や関係者にとってもゆかりの深い神社
- オフィス街の真ん中にありながら、静かで緑豊かな境内
- 毎年7月下旬に夏祭りが開催される
基本データ
名称 | 御霊神社(ごりょう じんじゃ) |
---|---|
別名・愛称 | ごりょうさん、船場のごりょうさん |
社格 | 旧府社 |
御祭神 | 天照大神荒魂(あまてらすおおかみのあらみたま) 津布良彦神(つぶらひこかみ) 津布良媛神(つぶらひめかみ) 応神天皇(おうじんてんのう) 源正霊神(げんしょうれいじん) |
創建 | 800年代後半ごろ |
例祭 | 例大祭:10月16日、17日 夏祭り:7月16日、17日 |
系列 | – |
施設情報
住所 | 〒541-0047 大阪府大阪市中央区淡路町4丁目4−3 |
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TEL | 06-6231-5041 |
駐車場 | なし ※近隣コインパーキングをご利用ください |
最寄り駅 | 京阪電車「淀屋橋」駅 3番出口より徒歩7分 地下鉄御堂筋「淀屋橋」駅 13番出口より徒歩5分 地下鉄四ツ橋線「肥後橋」駅 6番出口より徒歩6分 地下鉄御堂筋「本町」駅 2番出口より徒歩8分 地下鉄中央線「本町」駅 18番出口より徒歩10分 |
公式サイト | https://www.goryojinja.jp/ |
見どころ | 鳥居、拝殿、本殿、文楽座跡の碑、石灯籠 |
地図
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