昊天宮は、長崎県大村市宮小路に鎮座する古社で、
かつて大村湾を囲む全域に広がっていた肥前国彼杵郡の総鎮守、
また大村藩総鎮守として古くから篤い崇敬を集めてきた神社です。
「昊天」とは宇宙・大空を守護する天津神を意味し、
古書には「三千年の昔、鳳凰が飛び立つ日を昊天という」と記されています。
太陽神の神格を持ち、古来より人間の運命や宿命を司る神様として尊ばれ、
開運・旗揚げ・厄除けの霊験あらたかな守護神として崇敬されてきました。
社伝によれば、約2,000年前の弥生時代に郡平野に文化を築いた豪族が
一門の氏神として祖神を祀ったことに始まり、
和銅5年(712年)に行基菩薩が御神体を奉納して大社としての地位を確立しました。
平安時代以降、大村氏初代の大村直純公を副祭神として祀り、
歴代藩主からも厚い崇敬を受けてきました。
天正2年(1574年)、大村純忠公のキリシタン政策により大村領内の寺社とともに
焼き討ちに遭いましたが、慶長7年(1602年)に大村喜前公(純忠の子)による再建時、
もともと昊天宮の御旅所であった現在の境内地に遷座しました。
毎年10月18日(旧暦9月9日)の「お宮日(おくんち)例大祭」では、
宮神輿が500余名の氏子供奉列とともに巡幸する大村を代表する伝統行事が斎行されます。
- 肥前国彼杵郡総鎮守・大村藩総鎮守として古くから崇敬される古社
- 創祀は約2,000年前の弥生時代、和銅5年(712年)行基菩薩が御神体を奉納
- 「昊天」は宇宙・大空を守護する天津神・太陽神を意味する
- 運命や宿命を司る神として、開運・旗揚げ・厄除けの霊験で知られる
- 御祭神はイザナギ・イザナミなど神話の主要七柱に大村直純公を副祀
- 天正2年(1574年)キリシタン政策で焼失、慶長7年(1602年)大村喜前公が再建
- 例大祭「おくんち」は10月18日(旧暦9月9日)、宮神輿の巡幸が圧巻
- 1月7日「鬼火焚神事」は温まると一年間無病息災のご利益
- 境内に幼保連携型認定こども園「昊天宮保育園」を併設
- 大村市の中心部・宮小路に鎮座し、市民に親しまれる総鎮守
基本データ
| 名称 | 昊天宮(こうてんぐう) |
|---|---|
| 別名・愛称 | 大村藩総鎮守 |
| 社格 | 村社 |
| 御祭神 | 【本殿】伊邪那岐神(いざなぎのかみ) 伊邪那美神(いざなみのかみ) 瓊々杵神(ににぎのかみ) 木花咲耶姫神(このはなさくやひめのかみ) 鵜葺草葺不合神(うがやふきあえずのかみ) 玉依姫神(たまよりひめのかみ) 【相殿】天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ) 素戔嗚神(すさのおのかみ) 【副祀】大村直純公 |
| 創建 | 約2,000年前(弥生時代)/和銅5年(西暦712年)大社化 |
| 例祭 | 10月18日(おくんち祭・神幸祭/旧暦9月9日) |
| 系列 | – |
施設情報
| 住所 | 〒856-0807 長崎県大村市宮小路2丁目537番地 |
|---|---|
| TEL | 0957-55-8450 |
| 駐車場 | あり |
| 最寄り駅 | ・JR大村線「大村駅」より車で約7分 ・JR大村線「諏訪駅」より徒歩約10分 ・長崎自動車道「大村IC」より車で約10分 |
| 公式サイト | https://www.koutengu.jp/ |
| 見どころ | ・本殿・拝殿(慶長7年再建の歴史を継ぐ社殿) ・おくんち祭の神幸行列(10月18日・500余名の供奉列) ・鬼火焚神事(1月7日・正月の門松等を焚き上げる神事) ・節分祭の豆まき(2月3日・境内特設舞台) ・祇園祭(7月15日) ・夏越祭の茅の輪くぐり(7月31日) ・大村氏ゆかりの歴史と境内の佇まい |
地図
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