矢彦神社は、長野県上伊那郡辰野町の小野の里に鎮座する古社で、
社伝によれば約1400年前に創建されたとされる信濃国二之宮です。
かつては上伊那54か村の総鎮守といわれました。
大己貴命が御子の事代主命・建御名方命を従えて国造りをしていた折、
小野の里の彌比古澤(やひこざわ)の須賀の地をしばらくの御在所と定めたのが始まりと伝えられます。
欽明天皇の時代に社のかたちが整い、例祭を毎年八朔(八月朔日)と定めて
「田ノ実祭」と称し、現在まで続けられています。
延暦22年(803年)には征夷大将軍・坂上田村麿が戦勝祈願を行い、剣と弓を奉納したと伝わります。
戦国時代には武田信玄が神領を安堵し、江戸時代には徳川将軍家から朱印状が代々奉納されました。
特筆すべきは、明治天皇の在位中に祀られた「生祀明治宮(せいしめいじのみや)」で、
全国的にもまれな例です。また、隣接する小野神社(塩尻市北小野の鎮座)とは同じ社叢に二社が並ぶ、
県内でも珍しい姿で知られています。
- 社伝で約1400年前の創建とされる信濃国二之宮で、かつて上伊那54か村の総鎮守といわれた
- 正殿・副殿・南殿・北殿・明治宮に大己貴命をはじめとする九柱を祀る
- 明治天皇の在位中に祀られた「生祀明治宮」は、全国的にもまれな生祠(いきほこら)
- 隣接する小野神社(塩尻市北小野)とともに、同じ社叢に二社が並ぶ県内でも珍しい姿
- 豊臣の裁許によって一郷が二村に分けられた名残で、二つの神社が同じ境内に祀られている
- 延暦22年(803年)に坂上田村麿が戦勝祈願を行い、剣と弓を奉納したと伝わる
- 戦国時代には武田信玄、江戸時代には徳川将軍家の崇敬を受けた
- 例大祭は八朔(八月朔日)の「田ノ実祭」として現在まで続く
- 諏訪大社の御柱祭(寅年・申年)の翌年に、小野神社と合同で御柱大祭を行う
基本データ
| 名称 | 矢彦神社(やひこじんじゃ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | 信濃国二之宮 |
| 社格 | 信濃国二之宮 旧県社 |
| 御祭神 | 正殿:大己貴命(おおなむちのみこと) 正殿:事代主命(ことしろぬしのみこと) 副殿:建御名方命(たけみなかたのみこと) 副殿:八坂刀賣命(やさかとめのみこと) 南殿:天香語山命(あまのかごやまのみこと) 南殿:熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと) 北殿:神倭磐余彦天皇(かむやまといわれひこのすめらみこと) 北殿:誉田別天皇(ほむだわけのすめらみこと) 明治宮:明治天皇 |
| 創建 | 不詳(社伝では約1400年前) |
| 例祭 | 例大祭・田ノ実祭(八朔) 御柱大祭(諏訪大社御柱の翌年に小野神社と合同) |
| 系列 | – |
施設情報
| 住所 | 〒399-0601 長野県上伊那郡辰野町大字小野字八彦沢3267 |
|---|---|
| TEL | 0266-46-2064 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(普通車10台) |
| 最寄り駅 | JR中央本線(辰野支線)「小野駅」から徒歩約10分 |
| 公式サイト | http://www.yahikojinja.jp/ |
| 見どころ | ・正殿・副殿・南殿・北殿・明治宮からなる社殿群 ・全国でも稀な明治天皇の生祠「明治宮」 ・同じ社叢に並ぶ小野神社 ・矢彦神社社叢(長野県天然記念物) ・勅使殿・神楽殿などの境内建造物 |
地図
近隣の観光スポット
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