糸碕神社は、広島県三原市糸崎に鎮座する古社で、
社伝によれば天平元年(729年)に豊前国・宇佐八幡宮より
応神天皇の産髪を勧請したのが始まりとされます。
その由緒は神功皇后の伝説にさかのぼり、
皇后が西征の帰途に船を寄せられた際、当地の井戸の水を献じたという故事から、
この地が「井戸崎」(後の糸崎)と呼ばれ、郡名も「水調」(後の御調)となったと伝えられます。
古来より朝野の崇敬を集め、一宮と並ぶ社格を持つ「大氏宮」と称されました。
中世には小早川氏や毛利氏、福島氏ら地方有力者の庇護を受け、
近世には小早川氏が社領330石を寄進するなど厚く崇敬されました。
旧称は「糸崎八幡宮」で、大正13年(1924年)に県社に昇格。
瀬戸内海を望む境内には、樹齢約500年と伝わる広島県最大の大楠がそびえ、
創建1300年を迎える歴史と自然が調和した古社として親しまれています。
- 天平元年(729年)創建と伝わり、令和に創建1300年を迎える由緒ある古社
- 神功皇后が西征の帰途に水を献じた故事から「井戸崎(糸崎)」の地名が生まれた
- 御祭神は仲哀天皇・応神天皇・神功皇后の三柱で、旧称は「糸崎八幡宮」
- 中世は小早川氏・毛利氏・福島氏らの庇護を受け、地域有数の社格を誇った
- 大正13年(1924年)に県社に昇格した旧県社
- 境内の大楠は樹高30m・幹周13m・樹齢約500年で、広島県最大・中四国地方第3位の巨木
- 神門は三原城内の侍屋敷門を移築したもので、貴重な三原城の遺構として市文化財に指定
- 瀬戸内海を望む立地で、神功皇后が軍船をつないだとされる「船つぎの松」の記念碑も残る
基本データ
| 名称 | 糸碕神社(いとさき じんじゃ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | 糸崎八幡宮・大氏宮 |
| 社格 | 旧県社 |
| 御祭神 | 帯中津日子命(たらしなかつひこのみこと/仲哀天皇) 品陀和気命(ほんだわけのみこと/応神天皇) 息長帯日売命(おきながたらしひめのみこと/神功皇后) |
| 創建 | 伝天平元年(729年) |
| 例祭 | 10月第3日曜日 |
| 系列 | 八幡社 |
施設情報
| 住所 | 〒729-0324 広島県三原市糸崎8丁目10−1 |
|---|---|
| TEL | 0848-68-0102 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(若干) |
| 最寄り駅 | JR山陽本線「糸崎」駅 徒歩25分 |
| 公式サイト | https://itosakijinja.jp/ |
| 見どころ | ・樹齢約500年の大楠(広島県最大、中四国地方第3位の巨木・市天然記念物) ・神功皇后伝説の「船つぎの松」の記念碑 ・三原城内から移築された神門(市文化財) ・瀬戸内海を望む参道と境内の景観 ・正月の齋燈(大かがり火)と疫神祭(やくじんさん) |
地図
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