あびこ山観音寺は、大阪市住吉区我孫子にある
日本最古と伝えられる観世音菩薩の霊場です。
寺伝によれば、百済に派遣されていた膳臣巴提便が
聖明王から託された聖観世音菩薩像を持ち帰り、
欽明天皇7年(546年)、我孫子浦の丘に
草庵を建てて安置したのが始まりと伝わります。
推古天皇14年(606年)には聖徳太子が
我孫子浦を訪れて観世音菩薩像に対面し、
伽藍建立を命じたと伝えられ、
推古天皇26年(618年)に壮大な伽藍が
落慶したとされています。
中世には応仁の乱の戦火で伽藍が焼失しましたが、
小田原北条氏の遺臣により本尊が持ち帰られ復興しました。
大坂夏の陣(1615年)の際には、
真田信繁の軍勢に追われた徳川家康が
当寺にかくまわれ九死に一生を得たと伝わり、
以来「厄除けの寺」として篤い信仰を集めています。
明治14年(1881年)の火災で堂塔の多くを焼失しましたが、
中興上人・栄基法主の尽力で復興が進められました。
昭和21年(1946年)には「観音宗」が開創され、
当寺がその総本山となり現在に至っています。
- 「日本最古の観世音菩薩の仏閣」を称し、「あびこ観音」「我孫子観音」の通称で親しまれる
- 徳川家康が大坂夏の陣の際にかくまわれ九死に一生を得たという伝承から「厄除けの寺」として信仰される
- 毎年2月1日~7日の「節分厄除大法会」が最大の見どころで、護摩堂での「護摩焚き祈祷(天蓋護摩)」が有名
- 節分祭期間中は周辺道路に多数の屋台が並び、バス路線が運休するほど賑わう
- 境内には樹齢およそ800年とされる大阪市保存樹指定の大楠がある
- 白龍池には大きな錦鯉が群遊し、都心近くの癒しの空間となっている
- 毎月1日・18日の縁日には午前5時30分に開門される
- Osaka Metro御堂筋線「あびこ」駅から徒歩約3~5分と好アクセス
基本データ
| 名称 | あびこ山観音寺(あびこさんかんのんじ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | あびこ観音、我孫子観音 |
| 正式名称 | 吾彦山大聖観音寺(あびこさんだいしょうかんのんじ) |
| 山号 | 吾彦山(あびこさん) |
| 院号 | – |
| 宗派 | 観音宗(総本山) |
| 寺格 | 観音宗総本山 |
| 創建 | 欽明天皇7年(西暦546年)※伽藍建立は推古天皇14年(606年)、落慶は推古天皇26年(618年) |
| 本尊 | 聖観世音菩薩 |
| 開山 | 聖徳太子(伝) |
| 開基 | 聖徳太子(伝) |
施設情報
| 住所 | 〒558-0014 大阪府大阪市住吉区我孫子4丁目1番20号 |
|---|---|
| TEL | 06-6691-3578 |
| 駐車場 | 南門前に無料駐車場4台分あり(節分祭期間は利用不可) |
| 最寄り駅 | ・Osaka Metro御堂筋線「あびこ」駅より徒歩約3~5分 ・JR阪和線「我孫子町」駅より徒歩約5~10分 |
| 公式サイト | https://abikokannonji.com/ |
| 見どころ | ・本堂(明治30年再建) ・大日堂 ・護摩堂 ・金辰殿(白龍弁財天) ・白龍池 ・大楠(樹齢約800年) |
地図
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