元慶寺は、京都市山科区北花山河原町に所在する天台宗の寺院で、
貞観10年(868年)に六歌仙の一人として知られる遍昭僧正(へんじょうそうじょう)が
陽成天皇の勅願寺として創建したと伝えられます。
寛和2年(986年)に第65代花山天皇が藤原兼家・道兼父子の策略により当寺で出家したことから、
「花山法皇御落飾の地」として知られ、西国三十三所観音霊場の番外札所となっています。
花山法皇はその後、那智山で修行を積んだ後、西国三十三所霊場を再興されたことから、
当寺は西国巡礼の中興の祖ゆかりの寺として古くから多くの巡礼者が訪れてきました。
応仁の乱で多くの堂宇を焼失しましたが、安永年間(1772~1781年)に妙厳尼により再興され、
現在の竜宮造りの山門(鐘楼門)は珍しい意匠で寺の象徴的な存在となっています。
本尊は薬師如来で、こぢんまりとした境内ながら、桜や紅葉の名所として知られ、
京都山科の静かな住宅街の中にひっそりと佇む歴史ある寺院です。
- 貞観10年(868年)創建。遍昭僧正開基の天台宗寺院
- 寛和2年(986年)花山天皇が出家・落飾した「花山法皇御落飾の地」として有名
- 西国三十三所観音霊場の番外札所(札所巡礼を中興した花山法皇ゆかり)
- 竜宮造りの山門(鐘楼門)は珍しい意匠で寺の象徴的存在
- 遍昭僧正は六歌仙・三十六歌仙の一人として歌人としても有名
- 境内は小さく15分程度で参拝可能。御朱印・納経対応あり
- 住宅街の細い道の奥にあり、駐車場は数台分のみ(注意して進入)
- 桜・紅葉の隠れた名所で、静かな雰囲気を楽しめる
基本データ
| 名称 | 華頂山 元慶寺(かちょうざん がんけいじ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | 花山寺(かざんじ) |
| 正式名称 | 華頂山 元慶寺(かちょうざん がんけいじ) |
| 山号 | 華頂山(かちょうざん) |
| 院号 | – |
| 宗派 | 天台宗 |
| 寺格 | – |
| 創建 | 元慶元年(877年) |
| 本尊 | 薬師瑠璃光如来 |
| 開山 | 遍昭 |
| 開基 | 藤原高子 |
施設情報
| 住所 | 〒607-8476 京都府京都市山科区北花山河原町13 |
|---|---|
| TEL | 075-581-0183 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(普通車2台) |
| 最寄り駅 | JR琵琶湖線「山科」駅 徒歩25分 |
| 公式サイト | 元慶寺 (京都市観光協会サイト) |
| 見どころ | ・竜宮造りの山門(鐘楼門) ・花山法皇御落飾の地としての歴史 ・本尊・薬師瑠璃光如来 ・花山法皇御影 ・遍昭僧正ゆかりの寺としての雰囲気 ・春の桜・秋の紅葉 |
地図
近隣の観光スポット
- 勧修寺(門跡寺院・氷池園の睡蓮や紅葉が美しい)(京都市山科区)
- 随心院(小野小町ゆかりの寺・梅の名所)(京都市山科区)
- 毘沙門堂門跡(紅葉の名所・天台宗五箇室門跡)(京都市山科区)
- 大石神社(赤穂浪士・大石内蔵助を祀る)(京都市山科区)
- 岩屋寺(大石内蔵助隠棲の地)(京都市山科区)
- 山科本願寺跡(蓮如上人ゆかりの寺院遺構)(京都市山科区)
- 清水寺(世界遺産・京都を代表する観音霊場)(京都市東山区)
- 泉涌寺(皇室の菩提所「御寺」)(京都市東山区)
- 今熊野観音寺(西国三十三所第15番札所)(京都市東山区)
- 琵琶湖疏水(山科を流れる明治の土木遺産・春は桜並木)(京都市山科区)


コメント