花の窟神社(花窟神社)は、三重県熊野市有馬町に鎮座する古社で、
720年に編纂された『日本書紀』神代第一に「国うみの舞台」として登場する、
日本最古の神社といわれる聖地です。
神々の母・伊弉冊尊(イザナミノミコト)と、その子・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を祀り、
イザナミの御葬所と伝えられています。
古来より季節の花を供えて尊を祀ったことから「花窟」の社号が付けられたと言われます。
古事記や延喜式神名帳に「花窟神社」の名はなく、長く神社というよりも墓所として
認識されてきましたが、神社としての位格を与えられたのは明治時代になってからです。
熊野灘に面する高さ約45mの巨大な磐座(イザナミ尊の御陵)をご神体とし、
社殿を持たない古代の自然信仰の形態を今に伝えています。
毎年2月2日と10月2日の例大祭で執り行われる「お綱掛け神事」は、
氏子たちが綯った約170mの大綱をご神体上部から境内南隅の松の御神木へと張り渡す壮大な神事で、
三重県指定無形民俗文化財に指定されています。
2004年(平成16年)にユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として登録されました。
野球選手・大谷翔平が高校時代に絵馬を奉納したことでも知られ、近年は参拝者が増加しています。
- 『日本書紀』に登場する日本最古の神社といわれる聖地
- 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産(2004年登録)
- ご神体は熊野灘に面する高さ約45mの巨大な磐座(イザナミ尊の御陵)
- 社殿を持たず、参拝者はご神体に直接触れることができる珍しい神社
- 御祭神は伊弉冊尊(イザナミ)と軻遇突智尊(カグツチ)
- 例大祭「お綱掛け神事」(2月2日・10月2日)は三重県無形民俗文化財
- 約170mの大綱をご神体から境内南隅へ張り渡す壮大な神事
- 季節の花を供えて祀ったことが「花窟」社号の由来
- 大谷翔平選手が絵馬を奉納したパワースポットとしても有名
- 隣接する「お綱茶屋」では地元グルメや土産物が楽しめる
基本データ
| 名称 | 花の窟神社(はなのいわやじんじゃ) ※「花窟神社」とも表記 |
|---|---|
| 別名・愛称 | 花の窟、イザナミの御陵 |
| 社格 | 旧村社 |
| 御祭神 | 伊弉冊尊(いざなみのみこと) 軻遇突智尊(かぐつちのみこと) |
| 創建 | 不詳(『日本書紀』神代に記述あり・日本最古の神社といわれる) |
| 例祭 | 2月2日(春季大祭) 10月2日(秋季大祭) ※両日「お綱掛け神事」斎行 |
| 系列 | 熊野信仰(紀伊山地の霊場と参詣道) |
施設情報
| 住所 | 〒519-4325 三重県熊野市有馬町130 |
|---|---|
| TEL | 0597-89-2881 |
| 駐車場 | あり(無料・乗用車35台・バス2台、トイレあり) |
| 最寄り駅 | ・JR紀勢本線「熊野市駅」より三重交通バス(新宮駅行)約2分「花の窟」下車すぐ ・JR「熊野市駅」より車で約5分 ・JR「熊野市駅」より徒歩約20分 |
| 公式サイト | https://hananoiwaya.com/hananoiwaya/iwaya_index.html |
| 見どころ | ・ご神体の巨大磐座(高さ約45m・イザナミの御陵) ・お綱掛け神事(春2/2・秋10/2/三重県無形民俗文化財) ・約170mの大綱とご神木の松 ・社殿を持たない古代信仰の形態 ・カグツチノミコトを祀る王子の窟 ・お綱茶屋(隣接の休憩・物産販売所) ・大谷翔平選手奉納絵馬 |
地図
近隣の観光スポット
- 獅子岩(世界遺産・国指定天然記念物・名勝、高さ約25mの奇岩)(熊野市)
- 七里御浜(世界遺産・日本一長い砂礫海岸、約25km続く景勝地)(熊野市)
- 鬼ヶ城(世界遺産・国指定天然記念物・名勝、海食洞の奇景)(熊野市)
- 熊野古道松本峠(鬼ヶ城と七里御浜を結ぶ世界遺産の参詣道)(熊野市)
- 産田神社(イザナミがカグツチを産んだ地とされる花の窟ゆかりの社)(熊野市)
- 丸山千枚田(日本の棚田百選・約1340枚の棚田景観)(熊野市)
- 新鹿海水浴場(日本の渚100選の透明度の高い海水浴場)(熊野市)
- 大馬神社(坂上田村麻呂ゆかりの古社・熊野市の総社)(熊野市)
- お綱茶屋(花の窟神社隣接の休憩処・名物うどんなど)(熊野市)
- 熊野速玉大社(世界遺産・熊野三山の一社)(和歌山県新宮市)


コメント