新潟県村上市に鎮座する西奈彌羽黒神社は、
1300年以上の歴史を持つと伝わる古社です。
社伝によれば持統天皇の時代(687年)に創建されたとされ、
古くからこの地を開拓した奈津比売命(なつめのみこと)を祀っています。
戦国時代には、村上城主の本庄繁長が戦勝を感謝して出羽三山から神々を勧請したため、
現在は「羽黒神社」として広く親しまれています。
境内にある「神明宮」は、元禄3年(1690年)に村上藩主・榊原勝乗によって
建立された貴重な建築で、新潟県の有形文化財に指定されています。
日光東照宮の職人が手掛けたとされる極彩色の彫刻や丹塗りの社殿は、
見る者を圧倒する美しさです。
また、毎年7月7日に開催される「村上大祭」は、この神社の遷宮祭を起源としており、
豪華絢爛な「おしゃぎり(山車)」が城下町を練り歩く姿は、
国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
- 戦国時代の村上城主・本庄繁長が、出羽三山の神々を勧請して合祀したことから「羽黒神社」として知られる
- 1690年に建立された「神明宮」は、日光東照宮の流れを汲む職人によって施された極彩色の緻密な彫刻が見どころ
- 毎年7月に行われる「村上大祭」が有名
- 地元では「お羽黒さま」と呼ばれ親しまれている
基本データ
| 名称 | 西奈彌羽黒神社(せなみはぐろ じんじゃ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | 羽黒神社 |
| 社格 | 旧県社、式内社「越後国磐船郡 西奈彌神社」の論社 |
| 御祭神 | 奈津比売命(なつめのみこと) 倉稲魂命(うがのみたまのみこと) 月読命(つきよみのみこと) |
| 創建 | 持統天皇元年(687年) |
| 例祭 | 7月7日(村上大祭) |
| 系列 | 羽黒信仰 |
施設情報
| 住所 | 〒958-0851 新潟県村上市羽黒町6−16 |
|---|---|
| TEL | 0254-52-3617 |
| 駐車場 | あり |
| 最寄り駅 | JR羽越本線「村上」駅 徒歩22分 |
| 公式サイト | https://niigata-kankou.or.jp/spot/7176 (にいがた観光ナビ) |
| 見どころ | 鳥居、赤鳥居、拝殿、本殿 |
地図
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