櫛石窓神社は、兵庫県丹波篠山市福井に鎮座する古社で、
延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳に「櫛石窓神社二座 並名神大」と
記載される丹波国多紀郡の名神大社です。
『新抄格勅符抄』大同元年(806年)牒には「櫛石窓神」に
丹波国から神封5戸が充てられた旨が記され、これが文献上の初見となります。
多紀・氷上両郡では唯一の延喜式名神大社で、御祭神の櫛石窓神・豊石窓神は、
内裏の各門に祀られた門の守護神の本社であると江戸時代の『神名帳考証』では考察されています。
中世には「大芋社」と称され、応仁の乱以降たびたび戦火に遭い、
永禄10年(1567年)に再建されましたが、天正年間(1573~1592年)に
明智光秀の兵火で全焼し社領もほとんど没収されました。
現本殿は昭和34年(1959年)の造営で、社殿後方には「宮山」と呼ばれる
高さ約30mの丘があり、その頂上付近には古代祭祀の名残を伝える
「霊岩(みたまいわ)」と呼ばれる磐座が現在も残されています。
- 延喜式神名帳に記載される名神大社で、多紀・氷上両郡では唯一の延喜式名神大社
- 『新抄格勅符抄』大同元年(806年)牒に文献上初見の古社
- 御祭神は櫛石窓神・豊石窓神・大宮比売命の三柱で、門の守護神として知られる
- 内裏諸門に祀られた櫛石窓神・豊石窓神の本社と考察される
- 中世には「大芋社」と称され、応仁の乱以後たびたび戦火に遭う
- 天正年間に明智光秀の兵火で全焼し、永禄10年(1567年)再建後も再び焼失
- 平安時代中期~末期作の神像3躯(櫛岩窓命坐像・豊岩窓命坐像・大宮比売命坐像)は国の重要文化財
- 社殿後方の宮山山頂に古代祭祀の磐座「霊岩」が残る
- かつて社殿近くに「福井」と呼ばれる霊泉があり、地名の由来となった
基本データ
| 名称 | 櫛石窓神社(くしいわまどじんじゃ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | 大芋社(中世)/櫛岩窓大明神(近世) |
| 社格 | 式内社(名神大社)/旧県社 |
| 御祭神 | 櫛石窓神(くしいわまどのかみ) 豊石窓神(とよいわまどのかみ) 大宮比売命(おおみやひめのみこと) |
| 創建 | 不詳(大同元年・西暦806年に文献上初見) |
| 例祭 | 4月29日 |
| 系列 | – |
施設情報
| 住所 | 〒669-2603 兵庫県丹波篠山市福井1170 |
|---|---|
| TEL | – |
| 駐車場 | 鳥居前に2~3台駐車可能 |
| 最寄り駅 | JR福知山線「篠山口駅」よりウイング神姫バス(旧神姫グリーンバス)「丹波大宮」バス停下車すぐ |
| 公式サイト | https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6307041.html (兵庫県神社庁サイト) |
| 見どころ | ・国指定重要文化財の神像3躯 ・社殿後方の宮山山頂にある古代祭祀の磐座「霊岩」 ・地名の由来となった霊泉「福井」跡 ・稲荷神社、福井村地神合祀殿、火雷大明神などの境内社 ・深い社叢に包まれた荘厳な境内 |
地図
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