曼荼羅寺は、香川県善通寺市吉原町に所在する真言宗善通寺派の寺院で、
四国八十八ヶ所霊場の第72番札所として、四国遍路の中でも最古級の歴史を誇る寺院です。
寺伝によれば、推古天皇4年(596年)、弘法大師空海の出身氏族である佐伯氏の氏寺として創建され、
当初は「世坂寺(よさかじ)」と称しました。
弘仁2年(811年)、唐から帰国した翌年に空海が亡き母・玉依御前の冥福を祈るために訪れ、
唐の「青龍寺」にならって3年がかりで伽藍を整備。
本尊に大日如来を祀り、唐から持ち帰った金剛界・胎蔵界の両部曼荼羅を安置して、
寺名を「曼荼羅寺」に改めたと伝わります。
境内には弘法大師お手植えと伝えられる樹齢1,200年超の「不老松(笠松)」がありましたが、
平成13年(2001年)秋から翌春にかけて松くい虫の被害により枯死。
現在はその根元の幹に空海像を刻んだ「笠松大師」が祀られ、参拝者の信仰を集めています。
我拝師山(標高481m)の麓に位置し、すぐ近くには第73番出釈迦寺(捨身ヶ嶽禅定で有名)が控える、
弘法大師ゆかりの聖地が連なる遍路の要衝です。
- 四国八十八ヶ所霊場 第72番札所(讃岐国・涅槃の道場)
- 四国霊場最古とされ、推古天皇4年(596年)に佐伯氏の氏寺として創建
- 真言宗善通寺派の寺院で、当初の寺名は「世坂寺」
- 弘法大師空海が母・玉依御前の菩提を弔うため伽藍を整え寺名を改めた
- 本尊は弘法大師作と伝わる大日如来(金剛界・胎蔵界の両部曼荼羅を安置)
- 「笠松大師」:枯死した不老松の幹に刻まれた弘法大師像
- 第73番出釈迦寺(捨身ヶ嶽)への登山口でもあり、空海伝説の聖地
- 第75番総本山善通寺へ徒歩圏内・空海ゆかりの寺院巡りの中心エリア
基本データ
| 名称 | 我拝師山 曼荼羅寺(がはいしざん まんだらじ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | 世坂寺 |
| 正式名称 | 我拜師山延命院曼荼羅寺 (がはいしざん えんめいいん まんだらじ) |
| 山号 | 我拜師山(がはいしざん) |
| 院号 | 延命院(えんめいいん) |
| 宗派 | 真言宗善通寺派 |
| 寺格 | 別格本山 |
| 創建 | 推古天皇4年(596年) |
| 本尊 | 金剛界大日如来 |
| 開山 | 弘法大師空海(伽藍整備) |
| 開基 | 佐伯氏(弘法大師空海の俗家・氏寺として創建) |
施設情報
| 住所 | 〒765-0061 香川県善通寺市吉原町1380−1 |
|---|---|
| TEL | 0877-63-0072 |
| 駐車場 | 有料駐車場あり(普通車25台/ 200円/回) |
| 最寄り駅 | JR土讃線「善通寺」駅 タクシーで15分 |
| 公式サイト | https://88shikokuhenro.jp/72mandaraji/ (四国八十八ヶ所霊場会サイト) |
| 見どころ | ・本尊・大日如来(弘法大師作と伝わる) ・笠松大師(枯死した「不老松」の幹に刻まれた大師像) ・本堂・大師堂・観音堂・聖天堂などの諸堂 ・西行法師の昼寝石(西行ゆかりの遺跡) ・我拝師山の眺望と空海伝説の地 |
地図
近隣の観光スポット
- 出釈迦寺(四国八十八ヶ所第73番札所・捨身ヶ嶽禅定)(善通寺市)
- 甲山寺(四国八十八ヶ所第74番札所)(善通寺市)
- 善通寺(四国八十八ヶ所第75番札所・真言宗善通寺派総本山・空海生誕地)(善通寺市)
- 金倉寺(四国八十八ヶ所第76番札所・智証大師円珍生誕地)(善通寺市)
- 道隆寺(四国八十八ヶ所第77番札所)(多度津町)
- 我拝師山(弘法大師「捨身誓願」の聖地・標高481m)(善通寺市)
- 大麻山(金刀比羅宮の御神体山)(琴平町・善通寺市)
- 金刀比羅宮(こんぴらさん・全国的に有名な海の神)(琴平町)
- 四国民家博物館 四国村ミウゼアム(四国の古民家を移築展示)(高松市)
- 讃岐うどんの名店群(善通寺は讃岐うどんの本場のひとつ)(善通寺市)


コメント