勝福寺は、神奈川県小田原市飯泉にある真言宗東寺派の寺院で、
山号を飯泉山(いいずみざん)、本尊に十一面観世音菩薩をお祀りしています。
坂東三十三観音霊場の第五番札所として名高く、
通称「飯泉観音(いいずみかんのん)」と呼ばれ親しまれています。
寺伝によれば、奈良時代に孝謙上皇(称徳天皇)の信任を得た僧・弓削道鏡が、
上皇から賜った十一面観音を本尊として草創したのが始まりと伝えられます。
この観音像は唐の高僧・鑑真が請来したものとも伝わり、
道鏡が下野国へ下る途中、相模国足柄下郡千代の地に堂宇を建てて安置したとされます。
平安時代の天長7年(830年)に現在の飯泉の地へ移り、
のちに「勝福寺」と号するようになりました。
戦国期には後北条氏の帰依を受け、小田原城の鬼門を鎮める道場として崇敬されました。
また、二宮尊徳(金次郎)が少年時代に当寺で旅僧の唱える観音経を聞いて発心したと伝えられ、
境内には少年像も建てられています。
毎年12月17~18日には名物の「だるま市」が開かれ、多くの参拝客で賑わいます。
- 真言宗東寺派の名刹で、本尊は十一面観世音菩薩、通称「飯泉観音」
- 坂東三十三観音霊場の第五番札所として広く信仰を集める
- 奈良時代に弓削道鏡が十一面観音を安置して創建したと伝わる
- 天長7年(830年)に現在地へ移り、後北条氏の帰依で小田原城の鬼門鎮守となった
- 本尊の十一面観音立像は鑑真請来とも伝わる古仏
- 二宮尊徳(金次郎)が少年時代に発心した地として知られ、境内に少年像がある
- 本堂横の大イチョウは県指定天然記念物・かながわの名木100選(周囲約7.5m)
- 毎年12月17~18日の「だるま市」は師走の風物詩として賑わう
基本データ
| 名称 | 勝福寺(しょうふくじ) |
|---|---|
| 別名・愛称 | 飯泉観音(いいずみかんのん) |
| 正式名称 | 飯泉山 勝福寺 |
| 山号 | 飯泉山(いいずみざん) |
| 院号 | – |
| 宗派 | 真言宗東寺派 |
| 寺格 | 坂東三十三観音霊場 第五番札所 |
| 創建 | 奈良時代(伝・宝亀元年=770年に道鏡が堂宇を建立、天長7年=830年に現在地へ移転) |
| 本尊 | 十一面観世音菩薩(十一面観音立像) |
| 開山 | – |
| 開基 | 弓削道鏡(ゆげのどうきょう)と伝わる |
施設情報
| 住所 | 〒250-0863 神奈川県小田原市飯泉1161 |
|---|---|
| TEL | 0465-47-3413 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 最寄り駅 | ・JR東海道線「鴨宮駅」より徒歩約25分 ・伊豆箱根鉄道大雄山線「五百羅漢駅」より徒歩約20分 ・小田原駅東口より富士急湘南バス乗車、「飯泉観音前」下車 |
| 公式サイト | https://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/spot/iizumikannon.html (小田原市 観光案内ページ) |
| 見どころ | ・本尊 十一面観音立像(鑑真請来とも伝わる古仏) ・本堂(宝永3年=1706年再建) ・仁王門(小田原市指定文化財) ・県天然記念物の大イチョウ(周囲約7.5m・かながわの名木100選) ・二宮尊徳(金次郎)発心の地と少年像 ・12月17~18日のだるま市 |
地図
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